株式会社シャノアール 第52期決算公告

こんにちは。totです。

 

株式会社シャノアールの 第52期決算公告

代表取締役:中村 成佑

当期純利益:3億9,882万

利益剰余金:34億1,853万

 

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株式会社シャノアールの事業領域について

 

株式会社シャノアールは、カフェ事業を中心に展開しており、全ブランドで199店舗運営しています(2015年実績)。

特に有名なブランドとして、カフェ・ベローチェがあげられます。ただし、カフェ・ベローチェも含め、関東近郊をメインに出店しているため、関東以外のひtにはあまり馴染みがないかもしれません。

 

 

いまやコーヒーチェーンの乱立時代。スターバックスコーヒーやドトールコーヒー、上島珈琲、エクセルシオールカフェなど、大手コーヒーショップがしのぎを削っています。そんな中でカフェ・ベローチェは他社とは少し違った戦略を取っているのではないかと考えています。

 

その一番が立地戦略。よくよく考えてみるとカフェ・ベローチェは、大手コーヒーチェーンが凌ぎを削る駅前の一等地ではなく、少し離れた場所もしくは、1本横道にそれた場所に店舗を構えています。これは、もちろん、駅前よりもテナント料(賃料)が安いということもありますが、敢えて、1本離れたところでの立地で並ばずに落ち着いて過ごして欲しいという想いが込められているのではないかと考えられます。

 

その証拠に、シャノアールのHPには、同社のこだわりとして

心地よい日常を文化にする

 

ということを掲げています。さらに

お客様が毎日気軽に利用できるよう、分かりやすく、立ち寄りやすい場所に立地しています。特別なサービスよりも親しみやすさを心掛け、日常の中の安心感を提供していきます。

とも記載されています。これは、店舗周辺に訪れた人に対して発しているというよりもその店舗周辺を生活圏にしている人たちに向けたメッセージなのではないでしょうか?

 

またそうした立地であるということは、1店舗あたりの固定資産の減少にも影響してくると考えられ、同じ価格帯のドトールグループと比較しても、およそ60%の店舗あたりの固定資産となっています。

 

ブランド 店舗数 固定資産 1店舗あたり
ドトールグループ 1,345 72,210 53.7
ベローチェ 199 6,929 34.8