ソーシャルヘッドハンティングサービスのSCOUTER第3期決算公告

こんにちは。totです。

 

株式会社SCOUTER 第3期決算公告

代表取締役:中島 汰朗

当期純利益:▲3,845万円

利益剰余金:▲3,913万円

 

f:id:tottotnet:20170829093449p:plain

 

株式会社SCOUTERの事業領域について

株式会社SCOUTERは日本初のソーシャルヘッドハンティングサービスを行う企業である。

service.scouter.co.jp

 

ソーシャルヘッドハンティングサービスとは何か?

通常、ヘッドハンティングというと、専門のキャリアカウンセラーがおり、求職者がその企業に登録し、求人を行っている企業とをマッチングさせるという仕組みとなっている。

しかし、ソーシャルヘッドハンティングサービスでは、一般の人が求職者を推薦(リファラル)することで、誰もがヘッドハンティングのキャリアカウンセラーになれるという仕組みである。

 

ヘッドハンティングはその事業を行うにあたって、人材紹介免許が必要となる。これは厚生労働省の管轄であるが、その事業を営む企業が、人材紹介を行うにあたって、適切な場所(面接等を行う場所)を持っているか、個人情報を適切に管理できる事業所であるか…を確認し、初めて免許を取得することができる。

 

しかし、SCOUTERではキャリアカウンセラーを一般の人も行えるように間口を広げた仕組みである。そして紹介者は、実際に求職者の就業が決定した際にその対価を得ることができる仕組みとなっている。

 

 

 

 

 

SCOUTERでもらえる報酬

f:id:tottotnet:20170829094637p:plain

 

SCOUTERでもらうことができる報酬は以下の3種類である。

  • 転職相談:時給1,000円
  • 成功報酬:年収の5%(最低15万円)
  • お食事代:5,000円(キャッシュバック)

副業(複業)、働き方革命などが昨今盛り上がる中、個人が新たな収入源としてこうしたサービスを活用して、転職相談を受け、報酬を得る事ができるということもあって注目が集まっている。

 

 

サービス開始当初、この会社と関係のない第三者が転職の斡旋を行うのは、職業安定法に違反するのではないか?という指摘もあったが、SCOUTERはこの点に関して、転職斡旋を行う場合には、この企業と有期の雇用契約を結び、SCOUTERの職業紹介責任者の管理の元、職業斡旋を行うことによって、この点をクリアしている。

 

 

2017年5月実績で、スカウターの人数は2,200人。求職者は累計その3倍(6,000人程度)。マッチング率は業界平均5%とさほど変わらないと述べている*1ことから、

 

6,000人 × 5% = 300件

 

がマッチング件数なのではないだろうか。

マッチングした件数のうち、実際に成約する割合に関しては言及はないが、仮に10%だとすると、

 

300件 × 10% = 30件

 

が成約件数である。

 

1人あたりの平均年収を500万とすると、500万× 30% = 150万 × 30件 = 4,500万

 

が想定される売上高でしょうか。掲載されている情報には、期間が記載されていないので、どのくらいの期間でかは不明なのですが…。